フリーランス麻酔科医として働き始めると、必ずぶつかるのが**「税金とお金の不安」**。
私自身、個人事業主としての節税ができないことを知り、
**「じゃあ何ができる?」**と探したのが、
- ふるさと納税
- NISA
- iDeCo
の3つでした。
この記事では、私が実践してきた手軽にできる節税&資産形成の基本をお伝えします。
フリーランス麻酔科医にできる節税は?
基本的に「給与所得」の壁がある
フリーランス麻酔科医は、実は**「個人事業主」にはなれないケースがほとんど**です。
なぜなら、働き方が基本的に**雇用契約(給与所得)**だからです。
そのため、経費をガンガン落として節税するという方法は使えません。
私も当初は「フリーランス=節税し放題?」と想像していましたが、
現実は節税の選択肢がかなり限られることを知り、考え直しました。
給与所得でもできる“限られた節税”
そんな中で、私が重視しているのは:
- ✅ ふるさと納税
- ✅ NISA
- ✅ iDeCo
この3つです。
誰でもすぐ始められて、実感できる節税&資産形成の制度なので、これから詳しくご紹介していきます。
ふるさと納税:やらない理由がない節税
医師こそ恩恵が大きい制度
ふるさと納税はもう有名ですが、医師は特に恩恵が大きいと感じています。
なぜなら、納税額が多い=控除額も大きいからです。
例:年収1000万円なら、控除上限は約17万円前後(条件によって変動)。
👉 実質2000円の負担で約17万円分の返礼品がもらえます。
定番はやっぱり「お肉」「フルーツ」
私もよく:
- ブランド牛
- フルーツ(シャインマスカットなど)
- カニ類
など、「ザ・ふるさと納税」的なものを楽しんでいます。
日用品ストックで「生活費節約」にも
さらにおすすめなのが、日用品のまとめ買い。
- トイレットペーパー
- 洗剤類
- ティッシュ
などを選ぶことで、日常の出費を抑える実用的な家計管理ツールとしても役立っています。
NISA:資産形成は「非課税」を味方につける
新NISAのスタートで資産運用の重要性がアップ
新NISAが始まり、資産形成の重要性がますます高まっています。
医師は「貯金派」が多い印象ですが、
インデックス投資を始めて感じたのは、「お金が働く力」は想像以上に大きいということです。
インデックス投資 vs 銀行預金の差
毎月3万円を20年間積み立てた場合:
- 🏦 銀行預金(0.001%) → 720万円+ほぼ利息なし
- 📈 インデックス投資(5%想定) → 約1,237万円(+約517万円)
この差は歴然です。
NISAの「非課税」はどのくらい強い?
通常、利益には20%の税金がかかりますが、NISAは完全非課税。
約517万円の利益なら:
- 通常:税金約103万円
- NISA:税金0円
👉 約100万円もの差が出るインパクト。
私のやり方
私は:
- ✅ つみたて投資枠&成長投資枠どちらもインデックス投資
- ✅ 毎月コツコツ積み立て
- ✅ 無理せずシンプルを重視
という形で運用しています。
iDeCo:将来への備えと節税のWメリット
老後資金を「今の税金」で積み立てる
iDeCoは、老後資金をコツコツ積み立て、掛け金が全額所得控除になる制度です。
- 勤務医 → 月2.3万円まで
- フリーランス → 月6.8万円まで
と、フリーランスは掛けられる額も大きめです。
注意点
- 60歳まで引き出せない
- 受け取り時の税制が今後どうなるか不透明
このため、私は**「全力推し」ではなく、最小限の掛け金で続ける派**です。
まとめ:コツコツ型の資産形成が一番の安心
フリーランス麻酔科医は「ドカンと節税」は難しいですが:
- ✅ ふるさと納税
- ✅ NISA
- ✅ iDeCo
こうした制度をコツコツ活用することが、将来の安心につながると感じています。
最初の一歩は小さくてOK。
証券口座を開く、ふるさと納税を1件やってみる――
こうした小さな行動が、あなたの未来を変えるはずです。
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