こんにちは、フリーランス麻酔科医のナマケンです。
「フリーランスになりたい。でも怖い」
医局を辞めてフリーランスになることを考えたとき、私の頭にはとにかく不安しかありませんでした。

うさ子
フリーランスって自由そうだけど、実際どうなの? 不安しかないんだけど……

ナマケン
めちゃくちゃわかる。僕も辞める前は夜中にずっとスマホで「フリーランス医師 デメリット」って検索してたよ
常勤時代は毎月の当直込みの勤務で疲弊しながらも、「給料が毎月入る」という安心感だけが支えでした。それを手放すのは、正直めちゃくちゃ怖かったです。
この記事では、私が実際に感じた5つの不安と、それぞれどう乗り越えたのかを包み隠さずお話しします。
不安①:収入が不安定になるのが怖い
定期非常勤を2〜3件確保すれば収入の土台は安定。麻酔科は慢性的な人手不足で案件は豊富です。
フリーランスで一番リアルな不安は「お金」

うさ子
やっぱりお金の話が一番気になる。来月の仕事がゼロになったりしない?

ナマケン
正直、最初はそればっかり考えてた。「来月の案件が全部キャンセルになったら……」って
医局にいれば、働いても働かなくても毎月決まった額が振り込まれます。でもフリーランスになると、案件がなければ収入はゼロ。この恐怖は転向前も転向後もずっとつきまとっていました。
実際どうだったか?
結論から言うと、麻酔科のフリーランス案件は想像以上に多いです。
紹介会社に登録して案件を検索してみると、「こんなに選択肢があるのか」と驚きました。特に麻酔科は慢性的な人手不足なので、定期案件(レギュラーバイト)を2〜3件確保できれば、収入の土台はかなり安定します。
私の場合、定期案件を週3日入れて、残りの日にスポット案件を入れるスタイルに落ち着きました。常勤時代より手取りが増えたのは正直驚きでした。
乗り越えるためにやったこと
不安②:新しい現場で人間関係がうまくいくか心配
礼儀正しく質問をしっかりすれば、ほとんどの現場で受け入れてもらえます。定期案件を持てば顔なじみも増えます。
フリーランスは「毎回が初出勤」
医局では顔なじみのスタッフと働くのが当たり前。でもフリーランスになると、行くたびに違う病院、違うスタッフ。手術室のレイアウトも、薬品の配置も、ルールも全部違います。
正直に言うと、スポットで初めて行く病院の前日は今でも少し緊張します。

うさ子
毎回アウェーの環境で働くの、メンタルやられそう……

ナマケン
最初はそう思うよね。でもやってみたら、意外とシンプルなことで乗り越えられたよ
実際どうだったか?
やってみて分かったのは、礼儀正しく・質問をしっかりすれば、ほとんどの現場で受け入れてもらえるということです。
フリーランスはしがらみがない分、態度や仕事ぶりがそのまま評価に直結します。逆に言えば、誠実に仕事をしていれば、年齢や経歴に関係なく対等に接してもらえます。
何度か通ううちに、看護師さんから「先生、次いつ来るんですか?」と聞かれることも増えました。ちょっとしたことだけど、こういう一言がフリーランスを続ける力になっています。
乗り越えるためにやったこと
不安③:すべて自分で管理しなきゃいけないプレッシャー
紹介会社の担当者がかなりサポートしてくれるため、一人で全部やるわけではありません。仕組みを作れば負担は軽減します。
スケジュール・契約・交渉……全部自分
常勤なら事務がやってくれていた勤務管理、契約更新、給与確認。フリーランスではこれらが全部自分の仕事になります。
最初の頃は、複数の紹介会社とのやり取り、ZOOM面談の日程調整、契約条件の確認が重なって、頭がパンクしそうでした。

うさ子
医者の仕事だけでも大変なのに、事務作業まで全部自分でやるの……?

ナマケン
実は全部一人でやるわけじゃないんだよね。紹介会社の担当者がかなり助けてくれる
実際どうだったか?
これは正直、慣れるまでが大変でした。でも仕組みを作ってしまえば、そこまで負担ではなくなります。
紹介会社の担当者がかなりサポートしてくれるのも大きいです。案件探し・条件交渉・トラブル時の仲介など、一人で全部やるわけではありません。
乗り越えるためにやったこと
不安④:スキルが偏らないか・キャリアが詰まないか
複数病院で多様な症例を経験でき、むしろ引き出しが増えます。学会発表は自主的な取り組みが必要です。
「フリーランス=成長が止まる」という不安
医局にいれば、カンファレンスや学会発表、後輩指導を通じて自然にスキルアップできます。フリーランスになったら、そういう機会がなくなって成長が止まるんじゃないか——。これは転向前にかなり悩んだポイントでした。
実際どうだったか?
フリーランスになると、むしろ多様な症例を経験できる面があります。複数の病院で働くので、それぞれの施設のやり方や症例の傾向を学べます。一つの病院にいるだけでは出会えない経験が増えました。
一方で、学会発表やリサーチからは確かに遠ざかります。ここは自分の中で優先順位をつける必要があります。

ナマケン
「成長が止まる」って思ってたけど、実際はいろんな施設のやり方を吸収できて、むしろ引き出しは増えた感覚がある
乗り越えるためにやったこと
不安⑤:社会的信用が落ちるんじゃないか
確定申告の実績が2〜3年あれば住宅ローン審査はほぼ通ります。マイクロ法人設立でさらに有利になります。
「フリーランス」でローンが通るのか問題

うさ子
フリーランスって、住宅ローンとか通らなくなるんじゃない?

ナマケン
僕も一番心配してたポイント。でも結論から言うと、ちゃんと対策すれば問題ないよ
家を買いたい、クレジットカードを作りたい……そんなとき、「フリーランスだと審査に通らないのでは?」という不安がありました。常勤医は社会的信用が高いので、それを失うのは怖かったです。
実際どうだったか?
確かに、常勤医と比べると審査で不利になる場面はあります。ただし、確定申告の実績が2〜3年あれば、問題なく審査に通るケースがほとんどです。
また、マイクロ法人を設立して役員報酬を設定している場合は「法人代表」として審査を受けられるので、個人事業主よりも有利になることもあります。
乗り越えるためにやったこと
⚠️ 転向前にやっておくべきこと
住宅ローン・カード審査など「常勤の信用」が活きる手続きは、辞める前に済ませておくのがベストです。
まとめ:不安は「行動」で小さくなる
5つの不安はすべて「知ること」と「小さく動くこと」で解決できます。完璧な準備より、動きながら不安を潰すのが鍵です。
フリーランスになる前の不安を振り返ると、「知らないから怖い」が大半でした。
| 不安 | 対策のポイント |
|---|---|
| 収入が不安定 | 家計を把握し、転職サイトで相場を確認する |
| 人間関係が心配 | 礼儀と質問力で信頼を積む。定期案件を持つ |
| 自己管理が大変 | ツールと仕組みで回す。紹介会社も頼る |
| スキル・キャリア | 多施設経験+自主的な学びで補う |
| 社会的信用 | 確定申告の実績で積み上げる |

うさ子
こうやって見ると、全部「知ること」と「小さく動くこと」で解決してるんだね

ナマケン
そうなんだよね。完璧に準備してから動くんじゃなくて、動きながら不安を潰していく感じ
転職サイトに登録して案件を眺めてみるだけでも、「こんなに選択肢があるのか」と気づけます。私はそこが最初の一歩でした。
このブログでは、私の実体験をもとに、フリーランス転向を考える麻酔科医の方に「もう一つの選択肢」をお届けしていきます。不安があるのは当然。でも、その不安は行動で必ず小さくなります。
この記事を書いた人:ナマケン フリーランス麻酔科医。医局を辞めて、当直なし・週3〜4日勤務の生活に。転職エージェントは8社以上を実際に利用し、忖度なしの本音レビューをお届けしています。
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