フリーランス医師の健康管理術|忙しくてもできるセルフケア習慣3選

メンタル・対人スキル

医師は健康のプロである一方で、自分自身の健康管理はつい後回しにしがちですよね。特にフリーランス医師は、体調を崩すことが収入や信頼に直結します。
私自身、フリーランス麻酔科医として働く中で、健康管理の大切さを何度も痛感してきました。

今回は、忙しい中でも実践しやすいセルフケア習慣を3つご紹介します。


なぜフリーランス医師こそ健康管理が重要なのか

勤務医とフリーランスの大きな違いのひとつは、病欠が収入にダイレクトに響くということ。勤務医であれば、たとえ体調を崩しても、職場での信頼関係がしっかりしていればスタッフたちがサポートしてくれて、大きな問題にはならないことが多いですよね。

でも、フリーランスは話が別です。何度も体調不良で欠勤してしまうと、「この人、体調管理ができていない」と見なされ、その後の契約に響くことすらあります
読者の皆さんも、「フリーになったらここが一番怖い部分かも…」と感じる方もいるのではないでしょうか?

私自身も、働き始めてから本当に実感しました。フリーランス医師にとっては、自分の健康=資産なんです。
だからこそ、健康管理は単なる自己管理ではなく、“仕事の一部”として捉えることが必要不可欠です。


セルフケア習慣① 食事|シンプルで続けられる栄養管理

食事はやっぱり健康の基本です。でも、医師は特に忙しいので、なかなか「食事に気をつける」という意識はおろそかになりがちですよね。
私自身、勤務医時代は本当に悪いお手本のような食事スタイルでした(笑)。

  • 朝はギリギリまで寝て朝食は取らず
  • 昼は仕事と並行しながらコンビニ飯を15分でかきこみ
  • 夜ご飯はストレス発散でガッツリ食べる

こんな感じ。読者の皆さんも、少し心当たりがあるのではないでしょうか?

何も気にせずに食事をしていると、脂質過多・タンパク質不足になりがちです。特にタンパク質は筋肉を作るためにとても大切なので、意識して摂る必要があります

私が取り入れていておすすめしたいのが、プロテインを補助として使うことです。
例えば私は、朝はお腹が空いていなくても牛乳や豆乳でプロテインを割って飲んでいます。これなら忙しい朝でも3分ほどあればOKですし、手軽にタンパク質を補えるので本当に助かっています。


セルフケア習慣② 睡眠|短時間でも質を高める工夫

睡眠は「人生の1/3を占める」と言われますが、これって本当に重要なことですよね。睡眠の質が悪いと、朝起きたときに全然疲れが取れていなくて、結局じわじわ体調が悪化していきます。

「せっかくの休日を丸一日寝て過ごしてしまった…」なんて経験、きっと少なくないのではないでしょうか?

睡眠の基本としては:

  • 6時間以上は確保する
  • 自分の体に合った寝具を使う

これが大前提です。

そして、地味だけど大事なのが寝る前の環境作り

寝るときは電気をしっかり消す
ゆったりとしたパジャマを着る
リラックスできる状態でベッドに入る

特におすすめなのが、寝る前30分はスマホをいじらないこと。私自身、スマホ断ちをしてから起きるのがものすごく楽になりました。
代わりに読書をすると、勉強時間にもなり、リラックス効果も得られて、何より自然と眠くなってくるので一石三鳥です(笑)。


セルフケア習慣③ 運動|忙しくてもできるシンプル習慣

医師にありがちな悩みとして、運動不足は必ず上がると思います。
診察や外来、カルテ記載などで忙しくしているのに、実はずっと椅子に座りっぱなし…。腰痛や肩こりに悩まされている方も多いのでは?

私も麻酔中は座りっぱなしで、毎日腰痛に悩まされていました。湿布を貼ったり、姿勢矯正クッションを試したりしましたが、大きな効果はなく…。最終的に一番効いたのはやっぱり筋トレでした(笑)。

ただ、最初からジムに通うのはハードルが高いと思うので、まずは日常の中に小さな運動を取り入れるのがおすすめです。

例えば:

  • 院内の移動ではエレベーターを使わず階段を使う
  • 通勤中に筋肉を意識して大またで歩く
  • 夕食後に15分だけ散歩してみる
  • お風呂上がりにストレッチや軽い筋トレをする

最初はこれくらいで十分です。何もやらないより、ちょっとやるだけでも体はしっかり応えてくれますよ。


実践して感じた変化

まず、質の良い睡眠をとることを心がけてから、朝起きるのがすごく楽になりました。特に寝る前のスマホいじりをやめてブルーライトを避けるようにしたのが効果的でした。
スマホの代わりに読書をすることで勉強時間を確保でき、リラックス効果もありますし、読書していると自然と眠くなってくるのでおすすめです(笑)。

朝の目覚めが良いと時間に余裕ができ、バナナとプロテイン程度の朝食も取れるようになります。すると午前中の仕事効率も上がり、ちょっとした移動で階段を使う気力も湧いてきます。
全てが連鎖して、良い循環が生まれることに気づきました。

少しずつ体力や気力がついてくると、早起きを活かして筋トレをしたり、自由時間を有効活用したりと、自分の中で使えるリソースが増えていく感覚があります。
こうした健康意識の変化は、結果的に仕事の質の向上や不安の軽減にもつながると感じています。

本当に小さなきっかけから始まり、達成感が次の行動を呼び、それが習慣となり、自信に変わっていく――そう実感しています。


まとめ|健康はフリーランス医師の最大の武器

フリーランスは「働ける=稼げる」だからこそ、健康が何よりも大切です。
完璧を目指さず、まずは今日からできる小さなことを一つ取り入れること。それが、長く安定して働くための土台になります。

あなたのフリーランス生活が、より快適で安心できるものになるよう、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

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